三拍子そろった警察へ 元近鉄大石さんが一日生駒署長
生駒署(川本勝実署長)は10日、プロ野球近鉄バファローズで活躍した大石大二郎さん(65)を一日警察署長に委嘱し、交通事故抑止や特殊詐欺被害防止の啓発活動を行った。
同署が年末までの50日間実施する「特殊詐欺被害ゼロ」をはじめとした犯罪抑止と交通事故抑止活動の一環。
同署で開かれた委嘱式では、川本署長が大石さんにたすきをかけて委嘱状を手渡し、「大石さんは現役時代、走攻守三拍子そろった選手だった。生駒署もそれを見習い、三拍子そろった警察業務を進めていく」と述べた。
大石さんは「お年寄りのお金がだまし取られたり、子どもが事故に巻き込まれれたりすることはあってはならない。抑止活動に一役買えるのはありがたい」と話した。
また熱戦が繰り広げられた今年の日本シリーズについては、「エラーが多く、前半は大味な試合が続いたが、後半は素晴らしい戦いで楽しませてもらった」と戦評した。
出発式では、約30人の署員を前に大石さんが「犯罪のないまち、特殊詐欺被害ゼロのまち、飲酒運転根絶のまちを目指し、生駒市を安全、安心なまちにしていく」と宣言。
その後、大石さんは近鉄生駒駅前アントレ広場と生駒高校で、防犯と交通安全に関するビラを配るなど啓発活動を行った。