奈良労働局が医療法人あすか会をユースエール認定 榎木理事長「もっと従業員が働きやすい職場に」
奈良労働局(橋口忠局長)は10日、医療法人あすか会(奈良市、榎木晋作理事長)にユースエール認定企業の認定通知書を交付した。県内の認定は17例目。
同制度は若者雇用促進法に基づき若者の採用、育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する。
同会が運営する同市帝塚山2丁目の介護老人保健施設アンジェロで行われた交付式では、橋口局長が榎木理事長に認定通知書を手渡した。榎木理事長は「従業員の満足度を上げることが、利用者の満足度にもつながる」とし、「認定は通過点。もっともっと従業員が働きやすい職場づくりを検討し、進めていきたい」と意欲を語った。
ユースエールの認定を受けるには、正社員として就職した人の直近3事業年度の離職率が20%以下▽前事業年度の正社員の有給休暇の年間付与日数に対する取得率が平均70%以上、または年間取得日数が平均10日以上―などの要件を満たす必要がある。
認定を受けると、ハローワークで重点的PRが受けられ、厚労省のポータルサイトに企業情報が掲載されるほか、自社の商品、広告に認定マークが使用できるなどの優位な措置がある。