「歩行者の安全確保を」 田原本で交通安全奈良県民大会
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秋の交通安全奈良県民大会(県警察、県交通安全協会主催、県後援ほか)が14日、田原本町阪手の青垣生涯学習センターで開かれた。
21日から30日まで行われる秋の交通安全県民運動に先駆けて実施。交通栄誉賞などの各受賞者や県内各署から関係者が出席した。
式典では交通事故犠牲者へ黙とうを捧げた後、安枝亮県警本部長は「全体の事故件数に対し高齢者の割合が高い。子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保に努めたい」と語った。
来賓として山下真知事、岩田国夫県議会議長、森章浩田原本町長らが出席。山下知事は「交通事故防止には警察や行政の力だけでなく、県民の皆さんの協力が必要。草の根運動で事故減少につなげたい」と話した。
表彰式では交通安全功労者や優良運転者に、近畿交通栄誉章、緑十字銅章、県表彰がそれぞれ伝達、授与されたほか、交通安全優良団体16団体や学校15校が表彰された。