憧れの新聞記者へ第一歩 広陵「こどもシゴト体験博」 小学生ら取材、記事執筆
奈良県広陵町笠の広陵中央公民館で6日、「こどもシゴト体験博」(奈良新聞社など協賛)が開かれ、町内の小学生計122人がそれぞれ新聞記者や警察官、看護師、花屋、料理人―など憧れの仕事を体験し、理解を深めた。
体験博では、企業や団体などが協力して出展。新聞記者=奈良新聞社▽アナウンサー=奈良テレビ放送▽客室乗務員=ピーチ・アビエーション▽警察官=香芝署▽看護師=県看護師会▽バスガイド=奈良交通―など、計10ブースが並んだ。
奈良新聞社のブースでは、小学1〜6年生14人が新聞記者の仕事を体験。当社の高橋智子記者(46)から仕事内容や記事の書き方を教わり、社名を書いた腕章を着けて、警察官の体験ブースを取材した。記者の一眼レフカメラで現場を撮影し、警察官を囲んで「事件を調べる時に大切にしていることは~」など質問。「被害者のことを第一に考えている」などの答えをメモして帰り、記事を完成させた。
この日、記者を体験した町立真美ケ丘第一小1年の中里嶺花さん(6)は「カメラが楽しかった。新聞を書くのは大変だった」、姉で同小6年の遥花さん(11)は「早く正確に情報を伝えるすごい仕事。たくさん努力があったんだなと感じた」と実感。広陵西小5年の大谷小羽(ちわ)さん(10)は「文字数が決まっていて難しかった」と話した。