奈良市清美工場設備一部崩壊の事実公表遅れ「ごみ処理対応 優先」 - 仲川市長が釈明

老朽化が進む奈良市環境清美工場(同市左京5丁目)の3号炉のガス冷却塔の下部が崩壊し、現在オーバーホール(定期点検)中の1号炉と合わせ、4炉のうち2炉が稼働停止している問題で、市の公表が先月12日の3号炉のトラブル発生から1カ月以上経った今月18日だったことについて、仲川元庸市長は27日の定例記者会見で、「設備の一部が劣化・腐食したもので、これは解体しないと分からない部分だった。全体的に相当老朽化が著しかった。故障の発生だけを発信するより、市民に『影響は限定的』だという状況を作り出して、より丁寧に段取りをつけて発表した」などと釈明した。