月ケ瀬で茶摘み挑戦 JAならけん女性大学25人が特別講座
JAならけん(県農業協同組合)女性大学「Na La Chou―Chou(ナ・ラ・シュシュ)」の特別講座「茶摘み体験」が17日、奈良市月ケ瀬長引の茶畑で行われた。4月に入学した第8期生67人のうち25人が参加し、茶畑で茶葉の手摘み体験を行った。
同市長引の農林業体験実習などの総合施設「ロマントピア月ケ瀬」の巽彌(たつみ・わたる)さんが「茶摘みにとても良い季節。楽しんでください」とあいさつ。県北部農業振興事務所農業振興課の姫野孝彰主査が、まだ葉が開いていない先端の「芯」とその下の二つの葉「一芯二葉」を指の腹で折る「折り摘み」を説明した。
参加者らは化粧品などのにおいが葉につかないように、手洗い用の茶葉で手を揉んでから畑に入り、一芯二葉に気を配りながら茶葉を摘み取った。
体験した吉田麻衣さん(38)=広陵町=は「お茶は好きだが摘むのは初めて。楽しい。自分で茶をつくってみたい」、吉村仁見さん(34)=香芝市=は「初めての体験、とても楽しい。思ったより茶葉が柔らかくてすぐ摘める」と声を弾ませた。
近くの製茶工場も見学し、ロマントピア月ケ瀬でお茶の淹(い)れ方講座も受講した。