音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 住職、後悔する編 2023年初春
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毎年、春と秋のお彼岸に合わせて、観音御縁日に集まった信者に春は「ぼたもち」を、秋は「おはぎ」を配っています。昨年の9月17日のこと。住職は後悔するようなことはまずないのですが、この日だけは後悔したそうです。
青のりは八代産限定品 三色のぼたもちを配る
「去年の観音御縁日の前日、参拝者がいつもより多く来るかな~と思いながら多めに50人分作ったのよ」
住職が作るぼたもちやおはぎは、いつも3色。あんこ、きなこ、あと1色は年によってゴマになったり、栗あんだったりと異なります。
昨年は熊本県八代産の青のりを使いました。その青のりはネットですぐ売り切れる1〜2月限定の人気商品。簡単には手に入りません。香りが高く、住職のお気に入りです。おはぎが50人分になると希少な青のりの大袋を使い切ります。
この日の参拝者は52人。初めて足りないということが起きてしまいました。何とか、きなこのおはぎが20個ほどあったので、それを配ったそうです。
住職お気に入りの「青のり」
「余った分は手伝ってくれた人に渡そうと思っていたのに、それもないのよ」と住職。
「次(今年)は70人分作るわ」と力が入ります。
「70人分作るわ」と住職
「それにしても、つまみ食いしなかったから、すごく後悔したわー」
青のりのぼたもち。きっとおいしいに違いありません。
【追記】
今年3月17日のぼたもちは、あんこ、大豆と青豆2種のきなこの3個セット。中身はあんこ、クルミあん、ずんだあんでした。
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。
17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門