王寺工高で 棒高跳び「練習会・指導者講習会」
棒高跳びの「練習会・指導者講習会」が10日から3日間、拠点校に指定されている王寺工業高校で開かれた。陸上競技で唯一、道具(ポール)を使い、その反発力を使って高く跳ぶ能力を競う。
同校教論で陸上競技部の岸本猛監督と親交があり、全国トップレベルの選手を数多く輩出する山崎節男さん(73)=静岡県浜松市在住=が招かれ、指導した。県内の小、中、高校生と卒業生ら約30人と指導者約10人が参加した。
昨年、近畿高校ユースで優勝するなど好成績を挙げた長野董也(王寺工高1年)や成長著しい山口翔真(奈良大付高1年)は「助走から踏み切り、さらに空中での動作やポールの扱い方など丁寧に教えてくださり、分かりやすかった」と口をそろえた。
関西大3年の福原健斗(一条高卒)は「さまざまな年代層が集まり、いい刺激になった。4月からは大学生活最後のシーズン、結果にこだわり頑張りたい」と力強い。山崎さんは「まず、競技を楽しんでほしい。そして高く跳べる喜びを味わってもらいたい」と話した。
2023年3月17日付・奈良新聞に掲載