音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 住職の松の内編 2023年松の内
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部屋の中は薪ストーブのおかげでとても温かく過ごせます。けれど1時間くらいで燃え尽きてしまいます。ストーブの窓を全開にしているからなのだそう。全開にすると温かいし、ススがたまらないそうです。薪ストーブのある部屋で松の内らしい話がありました。
ストーブの下部分の小さな窓が全開
鏡開きの次の日は 3時におしるこを
「3時だわ。おもちを焼かなくちゃ」と弾む声で住職が話します。12時30分にお昼ご飯を食べて、そのあと甘いゆべしを食べて、まだお腹いっぱい。
コンロの上に鍋が1つ。昨日鏡開きをしたところだという住職は、「おしるこあるのよ。おやつにしましょう」とうれしそうに話します。
おしるこは粒がありました。住職は愛知県出身です。きっと、おしること言うのが普通なのでしょう。文化の違いを感じました。ちなみに記者はぜんざいといいます。
さて住職はあまり買うことをしません。7日に食べる七草粥も寺にあるもので済ませたそうです。
「うちは五草。セリ、ハコベラ(ハコベ=ヒヨコグサ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)、クレソン、ミツバ。あら六草だわね」
ほとんど境内に生えている香草で摘みたて。きっとおいしかったに違いありません。
無量庵のお正月の花
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。
火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門