笑顔あふれ会場盛況 - 奈良マラソン2022
関連ワード:

躍動感あふれる姿で「走り大黒」として人気を集める伽藍神立像(奈良国立博物館蔵)が「一緒に走らへんか」のキャッチコピーとともに登場した「奈良マラソン2022」。10キロコースも3年ぶりに再開され、コロナ禍からの復興を印象付ける大会となった。主会場のロート奈良鴻ノ池パークでは、スポンサーエリアや奈良みやげエリアなど、しっかりコロナ対策をとった上で、多くのランナーらが交流、楽しむ姿が見られた。
災害時、車で給電可能 県オールトヨタ
奈良県内5社でつくる奈良県オールトヨタは、スポンサーブースでハイブリッド車「ノア」から、テレビやパソコンに給電するデモンストレーションを実施した。
携帯電話の充電や暖房など最大1500ワットまで同時に使用でき、約5日間の給電が可能。奈良トヨタの福本康典さんは「災害で停電しても車があれば、電気製品を使うことができます」とPRした。
また有森裕子さんが代表を務める「NPO法人ハート・オブ・ゴールド」の活動紹介もあった。
自己タイムと撮影 第一生命
第一生命のブースでは、自己タイムを表示して写真が撮れる記念撮影コーナーが人気を集めた。また体の健康状態をチェックする「からだ測定」のコーナーも設置。約18秒で血管の老化度合いをチェックできる「血管年齢測定」もあり、にぎわいを見せていた。
奈良支社営業推進グループの脇山公一課長は「健康状態をしっかり確認してもらい、奈良マラソンを存分に楽しんでいただければ」と話していた。

「ゐざさ寿司」が人気 中谷本舗
中谷本舗のブースでは、柿の葉で包まれた吉野の名産「ゐざさ寿司」を販売。完走後のランナーや応援に訪れた人らが、持ち帰り弁当やお土産用として買い求めた。
営業部関西営業課の澤田真次長は「がんばって走り切ったランナーの皆さんに食べていただけるとうれしい。県外から訪れた人には、奈良の名産としてお土産にしてもらえたら」と笑顔で話していた。

快適な走り支える アシックス
ランナーの安全で快適な走りを支えるシューズ開発に取り組むアシックスジャパン。例年はクリニックや試し履きコーナーを設けてきたが、今回はコロナ対策も踏まえシューズの利用度調査に絞って参加。
ゴール横に机を構え担当者がフルマラソン参加者の足元をチェック。自社製品の利用状況を確認した。
同社パフォーマンスランニング事業部の杉浦大輔さんは「協賛活動を通し、わが社の製品が奈良マラソンの出場者に浸透してきている」と手応え。引き続き大会のサポートに取り組みたいと話した。

ツリー配布で笑顔 村本建設
スポンサーエリアで人気を集めたのが、村本建設のブース。社員が自宅周辺で集めた松ぼっくりを手作業でカラフルに着色し、クリスマスツリーに見立てたかわいい置物に仕上げ、ランナーらに無料配布した。
用意した松ぼっくりの置物は約500個。ポスターカラーで色付け、少しずつ作りためてきたといい、配布が始まると、たちまち人だかりに。
担当者は「台座の木は廃材を活用。わが社のSDGsの取り組みにも沿った記念品。今年は何色にしようかと楽しみに来場してくれる人もいる」と笑顔で話していた。

サプリで体づくりを応援 ロート製薬
ロート製薬は、脂肪を燃焼させエネルギーをチャージするドリンク「ナップルボックス」や、中性脂肪の上昇を抑えるナッツ、マグネシウム配合のサプリメントなど販売。走り終えたランナーたちでにぎわった。
同社グループのエムジーファーマの野々川智撤リーダーは「弊社社長もランナーとして参加しており、会社一丸となって大会を盛り上げたい。ランナーの皆さんの健康に寄与できれば」と話した。

疲れた体、癒やして ゆららの湯
スーパー銭湯「ゆららの湯」は、同店(奈良店、押熊店)のパンフレットやチラシを配布。奈良の豊かな未来へ祈りを込めて、ランナー、ボランティア、関係者へ向けた応援メッセージも掲げた。
奈良店の扇田元子マネージャーは「ランナーはじめ関係者の皆さんには、ぜひ温泉に温まりにお越しいただきたい。疲れた身体をマッサージで癒やしていただければ」とPRした。
