奈良ちびっ子野球愛好会(小林茂樹会長)主催の2022年度リーグ戦最終日は6日、奈良市丸山の西部球技場で3試合を行い、3月27日に開幕したリーグ戦はあやめ池リトルダンディーズが7勝0敗1分けで優勝して閉幕した。準優勝は4勝3敗1分けのこなべスポーツ少年団。

　第1試合はあやめ池リトルダンディーズが9―4で疋田エンゼルスを振り切った。あやめ池は初回、1死から西橋の二塁打を足場に奥野、喜多のタイムリーで2点先制。その後も好機をしっかり得点に結びつけて毎回得点し、リードを守った。疋田は二回、佐藤のタイムリーで1点、三回には木村のタイムリーなどで3点を返して詰め寄ったが、後続を断たれた。

　第2試合はこなべスポーツ少年団が9―6で疋田エンゼルスを退けた。1点を先制されたこなべはその裏、打者14人で大量8点を奪い、試合をほぼ決定づけた。疋田は三回、ホームラン2本を含む長打攻勢で5点を返したが、追いつけなかった。

　第3試合はあやめ池リトルダンディーズが7―0の三回コールドでこなべスポーツ少年団を下した。あやめ池は初回、先頭の野田がホームランを放って勢いをつけ、その後も4連続安打し、スクイズも決めるなど多彩な攻撃で5点を奪った。二、三回にも好機を着実に得点に結びつけた。こなべは相手の継投で打線を封じられた。

▽リーグ第1試合

あやめ池リトルダンディーズ　9―4　疋田エンゼルス

(時間切れ)

【あ】喜多、中村―中村、喜多【疋】朴、山本―長田、西村

▽二塁打=西橋、喜多、野田(あ)

▽同第2試合

疋田エンゼルス　6―9　こなべスポーツ少年団

(時間切れ)

【疋】山本、森田、木村―西村【こ】山名、阪口―山本

▽本塁打=長田、朴(疋)山名(こ)▽三塁打=森田(疋)阪口(こ)▽二塁打=山本、森田(疋)

▽同第3試合

こなべスポーツ少年団　0―7　あやめ池リトルダンディーズ

(三回コールド)

【こ】坂本―阪口【あ】野田、奥野―喜多

▽本塁打=野田(あ)▽三塁打=寺井(あ)▽二塁打=中谷(こ)

準優勝のこなべスポーツ少年団=同

11月11日付奈良新聞に掲載