佳子さま、春日大社参拝 式年造替の春日若宮遷座祭に皇族初参列
秋篠宮家の次女佳子さまが28日、来県され、奈良市春日野町の世界遺産、春日大社で営まれる式年造替(しきねんぞうたい)の「春日若宮遷座祭」参列のために同大社を訪問された。佳子さまの同大社への参拝と、皇族の遷座祭参列は初めてとなる。
同日午後2時半ごろ、佳子さまは、水色の参拝服姿で、花山院弘匡宮司の案内で本社本殿、式年造替中にご神体を祭る若宮仮殿を参拝。
その後、ピンク色のスーツに着替えられ、同日夜の遷座祭を前に修理を終えた若宮本殿を視察された。佳子さまは、本殿の朱色の鮮やかさや、日本最古の神楽殿の説明に熱心に耳を傾けられていた。
天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祭神とする同大社の摂社、若宮神社は20年に一度の修理事業「式年造替」が進められ、9月末に竣(しゅん)工を迎えた。
同日午後8時ごろからはご神体を仮殿から本殿に戻す遷座祭が営まれ、佳子さまは玉串を奉納される。