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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 住職の畑編 2022年真夏

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住職の畑。ミニトマトを確認

 音羽山観音寺に集まる野菜のほとんどは、信者や支援者からのいただき物です。ときどき住職が「これは畑で採れたものなの」と言うことがあります。音羽山観音寺の境内は森も含まれるので、記者が知らないところもあります。わくわくしながら畑の場所を聞いてみました。

 

 

天然の香味野菜を食す できた分だけいただく

 

 「畑?ああプランターのことよ」

 

 プラスチックの茶色いプランターが住職の庭に並んでます。ミニトマト、シソは確認していました。他に地植えの畑があると思っていました。

 

エゴマもある

 

 「裏山に畑はないわよ。裏にあるのはコウヤマキ、ユズの木、スモモの木かしら」

 

 住職が音羽山観音寺に来て間もないころ、イロハモミジやエノキの背丈が低く、空が見えて日に当たっている場所だったそうです。そこにナスを植えて育ててみたことが住職の畑の始まりでした。

 

 さて住職から「ミツバを採ってきて」と言われ、教えてもらった洗心の横、野草だらけの場所に行きました。

 

 野草をかき分けると(のちに野草がツリフネソウと分かる)、ツボミを付けて伸びたミツバ(ツボミがあると葉が硬い)の根もとに、今年芽を出したばかりの小さなミツバもありました。よくよく観察すると、春に教えてもらったワサビの他、クレソン、セリも生えていました。これも天然の畑ではないでしょうか。

 

洗心の横。野草の下に香草が

 

 採りたてのミツバを食べさせてもらいました。香りがあっておいしかったのは言うまでもありませんでした。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。

17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門。

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