入札参加資格、広陵町「問題なし」 町営住宅問題男性の建設会社
奈良県広陵町議会の6月定例会は13日、議案質疑と一般質問を行い、入居する町営住宅を増改築したことが問題になっている男性(73)の経営する建設会社がJV(共同企業体)で落札した、広瀬川調整池整備工事(1工区)の請負契約締結案について質疑があった。
入札の参加停止措置基準を定めた要領について、議員が「法人行為だけでなく会社の経営を担う個人の資質も勘案されるのか」と質問。町は「個人であっても一定の責任はある」としたものの、今回の入札で参加資格に問題はなかったとの見解を示した。
また別の議員が議案の否決などで契約できなかった場合の対応をただしたのに対し、町は「仮契約をやめて至急再入札を行う。この業者を再入札に入れるかどうかは審査会で協議する」と答えた。
同議案は16日に総務文教委員会で議題とされ、21日の本会議で採決が行われる見通し。