「きてみてならショップ」が2年ぶりに17日再開
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年4月から休業していた、県内の伝統工芸品や特産品を一堂に集めた奈良市登大路町の「きてみてならSHOP(ショップ)」が17日、2年ぶりに再開する。コロナ禍が長引く中、一時は閉店も検討されたが再開を求める声や強力な“助っ人”の後押しを受けて、規模を縮小して再開することを決めた。店を運営する県産業共励会の岡井孝憲会長(71)は「観光客はもちろん、まずは地元の方に奈良にいいものがあることを知ってもらいたい」と話している。
同会は県内の工芸品の作家や特産品の製造販売会社など約100社が加盟。1914(大正3)年の発足以来、奈良市内にアンテナショップを設け、県の伝統工芸品や特産品を広くPRしてきた。78(昭和53)年には近鉄奈良駅前に県中小企業会館が完成したのを機に同市橋本町から現在の場所に店を移した。