音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 2022年冬 雪の日編
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山の中腹にある音羽山観音寺までは急坂。雪が積もるとコンクリートでできた参道が真っ白になります。薪ストーブも内部温度250度では部屋が寒く感じます。300度で維持するように大きな丸太をくべます。
雪が積もった坂道
雪の日の過ごし方 ある日の観音寺
坂道が雪でおおわれた朝。犬のオサムがはげしく吠えてました。オサムはエンジン音が大嫌い。境内まで1台のバイクが上がってきました。郵便局の配達員が手紙を運んできたのです。観音寺に参拝に訪れた人は急坂を知っています。郵便局のバイクに出会うと必ず驚くそうです。
「天気が悪い時は配達はいいよー。って言ってるんだけどね。手紙を届けてくれるのよ」と感謝をする住職。
真っ赤に燃える薪ストーブ
雪の日は薪をたくさん使います。ストーブがある居間に入ると少し寒く、ネコのクルミが「ニャー」と訴えていました。
「そろそろ湯たんぽのお湯を換えないとね」
ストーブの上にのったヤカンをおろします。湯たんぽをクルミの寝床に入れ、薪を追加したとたん、すやすやと寝てしまいました。
ぐっすりのクルミ
夜寝る前にも大きな薪をくべます。朝は火が消えて部屋が7度くらいに。クルミに「ニャー(早くストーブに火をつけて)」と起こされます。
お散歩待ちのオサム
本堂の住職等身大のパネルは、防寒の帽子とマフラーを付けていました。
寒そうなパネルの住職
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽 火曜日は閉門します。
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km