葛城歴史博物館で特別展 古墳期の地域像交通路から探る

葛城市忍海の市歴史博物館で特別展「葛城の古道を辿(たど)る―葛城の古墳と交通路―」が開かれている。19日まで。
葛城地域の古墳時代の古道を、当時に政治的構造物として見せるために築かれた古墳や、遺跡との関係から探る内容。
地域最大の前方後円墳、室宮山古墳(御所市)が東西道と南北道が交差する交通の要衝に立地していることを紹介。大和川水運の物流拠点に築造された大塚山古墳(河合町)などの馬見古墳群北群と、葛城地域の生産拠点が南郷遺跡群(御所市)から忍海地域(葛城市)へ移動した背景が連動している可能性も解説している。