社会
老舗の建物、活気再び 吉野に「道の夢人駅『笑屋』」
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吉野町立野(たちの)で江戸時代創業の造りじょうゆ「吉野醤油」の元販売所だった建物が、住民組織「上市笑転会」(川上暢造会長)が運営する無料休憩所「道の夢人駅『笑屋(しょうや)』」として生まれ変わった。地域住民や東京の大学生らがアイデアを持ち寄って、にぎわいを取り戻した。
吉野醤油の当主で、まちづくり活動にも情熱を注いだ島田豊さんは平成27年6月にがんで死去。残された妻知美子さん(68)はしょうゆ醸造を試みたが豊さんの味を再現できずに廃業を決断した。