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音羽山観音寺 後藤住職の花だより シイタケ編

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住職は上からでも収穫時のシイタケが分かる。雨が当たるとシイタケが成長する。

 桜井市にある音羽山観音寺に行くには、徒歩で坂道を登ります。


 公共交通機関の人はJR・近鉄桜井駅から談山神社行きバスに乗り、下居(おりい)のバス停で下車します。音羽山観音寺の看板が近くにあるので、その通りに橋を渡ります。橋を渡れば右方向へ。ここからお寺までは約2km。参拝者が迷うことなくたどり着くように、イラスト入り看板で誘導しています。


 1kmほど歩けば、6台ほど駐車できるスペースがあります。その先は車の通行不可。鎖で車を封鎖しているコンクリートの道が参道です。できれば杖を2本借りて登りましょう。

 

 下る時に、杖があるとヒザにかかる重力が軽減されます。そして小股でゆっくりと降りることもポイントです。坂道は降りる方が大変です。道幅を使って斜めに歩くとゆるやかな坂に感じます。

 

このように降りると足の負担が軽減


 さてお寺が近くなると階段があります。まず道の真ん中の階段、次は左側に階段が現れます。犬が吠える声が聞こえませんか。おさむの声かもしれません。門をくぐるとお花いっぱいの観音寺本堂が目の前です。


 花を愛し、虫を愛し、食べることが大好きな後藤住職の話が始まります。

 

雨降る前に一仕事 時期を逃さず収穫

 

 境内の西側に二重に囲いをしたところがあります。そこにはたくさんのほだ木が並んでいて、シイタケがポコポコ顔を出していました。

 

 「雨が降る前に収穫しないとね。大きくなり過ぎちゃうのよ」

 

 クヌギなどの広葉樹のほだ木に菌糸を打ち込んで、並べているだけ。

 

 「自然に生えてくるのを待つだけ、ほっとけ型で育てているの」と言いながらニコニコ顔。

 

 上から見るとどれを収穫するのか分かりません。横から見て笠が開いているかどうかを確認します。理想は直径7~8cmくらい。これくらいが一番おいしい時期なのだそうです。大きくなり過ぎると、胞子が落ちて、味も損なわれるそうです。

 

シイタケは胞子が落ちないように上向きに

 

 

〈音羽山観音寺〉

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km

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