弊紙暮らし面で連載中の「農村生活泣き笑…
弊紙暮らし面で連載中の「農村生活泣き笑い」が10日に掲載100回を迎えた。神奈川県から家族で曽爾村に移住した高松和弘さん夫婦が日々の暮らしをつづっている。
移住後に生まれた次男が8歳、長女は5歳になったといい、10歳の長男を含めた家族の時間は曽爾の豊かな自然の中で流れている。高松さんは役場職員でもあり、地元の人たちとの交流も魅力だ。
そんな高松さんが100回目の原稿で書いていたのが「自然とつながりながらイチからつくる暮らし」の充実感。それはコロナ禍の中でも「びくともしなかった」という。
金銭で買うのではなく自然からまかない、サービスを享受するのではなく助け合いが暮らしを支える。高松さんは「田舎暮らしで感じる健やかさのようなもの」をそこに見る。
総務省が19日に発表した2023年の消費者物価指数は、生鮮食品を除く食料の上昇率が48年ぶりの高い伸びとなった。家計を見直した家庭も多いだろう。
田舎暮らしも物価に無縁ではないが、捉え方は随分違いそうだ。これからもたくさんの「泣き笑い」を届けてほしい。 (増)