秋の交通安全県民運動が始まった。交通安…
秋の交通安全県民運動が始まった。交通安全、ルール順守への向き合い方を見直す、年に何回かの機会でもある。
今運動の重点項目では自転車や電動キックボードの交通ルール順守、事故防止も挙げられた。ここ半年ほどの間に法改正された分野であり、改めて意識しておきたい。
4月からの自転車乗車時の全年齢ヘルメット着用努力義務化では、警察庁が先日、都道府県別着用率の調査結果を公表した。全国平均は13.5%で、奈良は8.3%だった。
数字に触発されヘルメット購入を決心した人は、居住自治体の支援を確認しては。例えば奈良市でも、一定の条件を満たした新品購入で補助が得られる。入手のしやすさは思いのハードルを下げてくれる。
歩行者の安全確保や飲酒運転撲滅なども運転者の必須事項だが、一方で行政側にもこの時期に考えてほしい。最高速度、車種別レーンの設定など安全に直結する交通環境づくりを。
30日までの期間中、各地で多彩な啓発活動が予定される。個人的には運転時にいらつかず、感情を適切に保てるようになれる関連行事があればうれしい。(智)