自家用車が修理工場に入ったため、レンタカーを利用して母の病院送迎をした。乗り慣れていない車だったが、新鮮な気持ちで快適に運転できた。

　「レンタカーはボロい」との偏見は昔話なのだろうか。借りた車両は走行距離が約1万キロと少ない最新型。母も「家の車より乗り心地が良い」と喜んでいた。

　自動車の技術は日進月歩。レンタカーは廉価なグレードだったが、室内は広く見晴らしがいい。高齢者が乗り降りしやすいように設計されているのが最近の車の特長。

　要介護者や体の不自由な人が利用する介護タクシーを街でよく見かけるようになった。車イスの人が乗れる福祉車両も普及してきている。

　県内は公共交通で行くには不便なところが多い。体が弱り公共交通を利用できない人も。超高齢化社会を迎え、介護タクシーや福祉車両などに対する行政のさらなる助成を。

　「旅行先でレンタカーを使えば旅の楽しみが一層増すのでは」と北海道の大地や沖縄の海沿いでのドライブの夢を描いていたら、「ガソリン15年ぶりの高値」の新聞見出しが目に入った。ああ。(栄)