減速を促すためのハンプなのだろう。奈良…
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減速を促すためのハンプなのだろう。奈良市内にある制限速度30キロの道路を自動車で走っていて、交差点に段差が新設されているのに気付いた。
あるいはスムーズ横断歩道だったのかも。あまり幅が広くないのに交通量が多い通学路や生活道路で「ゾーン30プラス」の取り組みが進む。
警察庁によると人身事故は全国的に減少傾向だが、狭い道路での事故割合は横ばいで、歩行者や自転車の死傷者数は昨年、幅5・5メートル以上の道路に比べて1・8倍に上ったという。
そこで考案された狭い道対策が、自動車の速度を抑止するための目につきやすい表示と物理的な段差を活用したハンプやスムーズ横断歩道。
駐車場などで見掛ける枕状の突起はバンプ、道路上の緩やかな段差はハンプと用語を使い分ける説も。そして盛り上がった部分を歩行者が渡るようにしたのがスムーズ横断歩道だ。
かつて奈良市では路面に埋めた鉄球で運転者に注意を促す仕掛けがあったが、評判が良くなく廃止されたと記憶している。今回は事前検証で騒音や衝撃への配慮も研究されており成果が期待されそうだ。(松)