事故再現、怖さ学ぶ 奈良県立大学付属高校で交通安全教室
奈良県警奈良署(小畑浩康署長)と全国共済農業協同組合連合会県本部(JA共済連奈良)などは23日、奈良市六条西の奈良県立大学付属高校で、プロスタントマンによる自転車交通安全教室を開いた。生徒たちはスタントマンによる自転車が絡んだ事故の再現演技を見て、事故が起きた瞬間の怖さや、交通ルールを守ることの大切さを学んだ。
この日は、同校の生徒全員約550人が参加。倉田プロモーションのスタントマンが、自転車で起こりうるさまざまな事故を再現した。
スタントマン6人による事故の再現では、一時停止の標識がある交差点で左右を確認せずに飛び出した自転車同士の衝突事故や、2人乗りや2列に並んだ自転車同士のすれ違いざまの事故などを紹介した。
スタントマンによる演技について、同署の笹本幸次交通第一課長は「大げさにやっているわけではない。こういう事故が起きる可能性があることを知ってほしい」と呼びかけた。
同校3年の松田新平さん(18)は、「ぶつかりそうになったことはあるので、見てて怖いなと思った。自分も気をつけなければ」と話した。