危機から復興、信頼回復へ - ならコープ通常総代会
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市民生活協同組合ならコープ(吉田由香理事長)の第52回通常総代会が12日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれた。総代510人のうち書面議決を含む487人が出席。2023年度事業報告・決算や、24年度事業計画案、収支予算案を承認した。
吉田理事長は、来月7月に設立50周年を迎えることに触れ、設立当初からの同コープの歩みを振り返った。また、23年度に被ったサイバー攻撃による大規模なシステムトラブルからの復興や信頼回復に取り組んだ経緯にも触れ、「よりきめ細やかにサービスや情報を届けられるよう、エリアごとの事業運営(小さな拠点づくり)を進めている」とあいさつした。
23年度事業報告は、組合員数27万8千473人、出資金113億9百万円、供給高372億8千6百万円を報告した。
24年度事業計画案は、組合員数28万3000人、出資金116億円、供給高377億円を目標として提示した。事業・活動方針は、組織力の強化、利用者づくり▽商品づくりの強化▽エリア別事業運営の深化など8項目を掲げた。