社会
「紅こうじ」健康被害受け奈良県医師会「一定の審査は必要」 機能性表示食品制度の見直し求める
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自由度高い「表記」疑問視
小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」サプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、奈良県医師会の安東範明会長は18日、2015年に導入された機能性表示食品制度について、国の審査を経ずに効果を表示でき、その表現の自由度も高いことから「規制緩和が正しかったのか疑問。健康を守るはずの健康食品で健康被害が出ていることを踏まえれば、個人の見解だが効能、効果、安全性に一定の審査は必要ではないか」と制度の抜本的な見直しを求めた。同日、橿原市内で開かれた定例記者会見で述べた。