年末年始も熱き戦いが - コラム スポーツ ウォッチング
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年の瀬、慌ただしさが増してきた。師走の風物詩、今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」も発表され、年間大賞に38年ぶり2度目の日本一に輝いたプロ野球阪神タイガースの岡田彰布監督が掲げたスローガン「アレ(A.R.E.)」が選ばれた。
「関西ダービー」と称された日本シリーズで激闘を繰り広げたタイガースとオリックス・バファローズの優勝を祝し、大阪と神戸で開催されたパレードに96万人が集まった。23年を振り返る企画が目白押しだが、圧倒的な強さでリーグを制し日本シリーズを勝ち切ったタイガースの快進撃はいつまでも語り継がれることだろう。
本紙で現在「奈良スポーツ回顧」を掲載している。県内ではプロサッカーのJリーグに参戦した「奈良クラブ」が躍動し、私たちをわくわくさせた。リーグ30周年を迎えた今季、全国に60チームがひしめく。勝つことで存在感を示すことはもちろんだが、地域のために戦うことも重要、と地域密着に力を入れている。クラブの取り組みを注視したい。
振り返ってばかりもいられない。高校アスリートにとって、最も盛り上がりをみせる時期の一つが年末年始だ。駅伝やバスケットボール、ラグビー、バレーボールなどさまざまな競技の全国大会が行われる。15日、県を訪れた監督や選手代表は晴やかな表情で力強く決意を語った。きめ細かく報道したい。(牡)
2023年12月20日付・奈良新聞に掲載