氷河期世代の就労支援 奈良で合同企業説明会、県内に拠点の21社参加
奈良労働局委託の就職氷河期世代活躍支援事業の合同企業説明会「就職フェアなら」(奈良テレビ放送運営)が11月29日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで開かれた。県内に拠点を置く21社が参加。同世代や来春卒業予定の学生、若年求職者ら就労希望者が多数来場し、各社の担当者と面談した。
製造業や医療・福祉、運輸・運送業、卸売・小売業などの各社がブースを開設。パンフレットや画像、自社商品など、さまざまな資料を使って会社概要や業務の内容と特徴、社風、待遇などを説明した。求職者はメモを取ったり、質問したりしながら熱心に耳を傾けた。
また合同企業説明会の活用法、面接の受け方、応募書類の書き方のセミナーや、現役アナウンサーによる話し方講座なども実施。各種就労相談、職業訓練・体験のコーナーも設けられた。
このほか企業自らのPRをウェブで配信。退職して求職中という上牧町の女性(22)は「どの職種が向いているか分からないところもあり、多くの企業の話を聞きたい。就職のきっかけにできれば」と話した。