“子ども視点”で天理の魅力調査 小中学生夏休み課題展に110点

奈良県天理市杣之内町のなら歴史芸術文化村で、小中学生の児童らが写真や文章などで同市の魅力を発信する作品展「天理☆みりょく発見! Be a TimeTraveler」が開かれている。同市教育委員会が小学6年生から中学3年生を対象に、夏休みの研究課題として「天理のおすすめの場所」をテーマに募集を行い、集まった作品全計110点を展示している。19日まで。観覧無料。
歴史や自然豊かな同市の魅力を、子どもたちの視点で国内外へ向けて発信することが目的で、昨年に続き2回目。山の辺の道や桃尾の滝などの観光名所から、石上神宮や氷室神社の祭事、地域に伝わる言い伝えや伝統行事など、児童らがテーマを考え、関係者に話を聞くなどして調査した内容が並ぶ。
生駒市の主婦、山口真喜子さん(58)は「細かく調べていて、天理の歴史がよく分かる」と感心しながら作品に見入った。同市産業振興課の東博参与は「未来を担う子供たちの郷土愛を育むとともに、天理の魅力をこれからも発信し続けてもらいたい」と話した。
午前9時から午後6時開場。問い合わせは市産業振興課、電話0743(63)1242。