楽しみながら防災学ぶ イオンモール大和郡山で全国防災キャラバン
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ボーイスカウト日本連盟とイオンモールは22日、大和郡山市下三橋町のイオンモール大和郡山で、防災啓発活動「全国防災キャラバン」を開いた。訪れた親子連れらが、楽しみながら防災の知識やスキルを身に付けた。
ボーイスカウトの技能を防災にも役立ててもらおうと、全国のイオンモールなどを会場に毎年開催している。
買い物などで同店を訪れた多くの親子連れが来場。上着や毛布を使って応急担架を作ったり、防災グッズの瞬間記憶に挑戦したりした。耳をふさいだ状態でブロック塀(発泡スチロール製)の倒壊を体感したり、隠された物を手で触るだけで当てるなど、ハンディキャップのある人の立場を体験するコーナーもあった。障害者に関係するシンボルマークを紹介するパネルも展示された。
参加した子どもたちには、「こども防災マスター認定証」が発行された。日本ボーイスカウト県連盟の智原正志理事は「家族全員で防災意識を高めてほしい」と期待した。
同イベントは、11月12日にイオンモール橿原(橿原市曲川町7丁目)でも開かれる。