「交通安全に努めて」奈良署と県トラック協、啓発催し 高円芸術高生の演奏も
全日本トラック協会が定める「トラックの日」(10月9日)を前に、奈良署(小畑浩康署長)と奈良県トラック協会(塚本哲夫会長)の交通安全啓発イベントが23日、奈良市の近鉄奈良駅前行基広場で開かれた。集まった人々に防災グッズなど啓発セットを配布。県立高円芸術高校の吹奏楽部の軽快な演奏に合わせ、県警の「ナポくん」やヤマト運輸の「クロネコ」などのマスコットたちが登場し会場を盛り上げた。
1992年に「トラックの日」が定められたのをきっかけとして、全国のトラック協会が行う緑ナンバーのトラックの役割・重要性についてアピールする広報啓発活動の一環。
県トラック協会の塚本会長は「われわれ運送事業者にとっても事故防止、交通安全は最重要事項。資源価格の高騰、人手不足、2040問題と課題は山積。しかしエッセンシャルワーカーとして物流を滞らせるわけにいかない。皆さんの物流を支えていく」とあいさつ。
小畑署長も「21日から始まった秋の交通安全県民運動のまっただ中。どうか『交通事故に合わない、交通事故を起こさない』を徹底し、運動期間終了後も交通安全に努めてほしい」などと呼びかけた。
高円芸術高校吹奏楽部は約40人が、「ディスコ・キッド」などの演奏にダンスも絡めてパフォーマンス。市民や外国人を含む大勢の観光客から拍手や声援を受けた。