心込め丁寧に筆運び 広陵の小・中学生ら「書初め大会」
奈良県広陵町に住む小・中学生を対象にした「書初め大会」が29日、同町笠の広陵中央公民館で開かれ、小学生9人、中学生2人が学年ごとに異なる課題に挑んだ。
伝統文化に触れ、生涯を通して書道に親しむ心を醸成することを目的に初めて開催。低学年は「うさぎ」や「かぐら」、高学年は「春の光」や「夢と希望」などの課題に取り組み、中学生は自身の好きな文字を真っ白な紙にしたためた。
子どもたちは10枚以上書いたものから1枚を選んで提出。2月12日まで同公民館のロビーで展示される。
同町の山村吉由町長らも応援に駆けつけ、今年の抱負を達筆で披露した。
それぞれ「創造する心」と「天地清新」を書いた、町立真美ケ丘中学1年の山本菜穂さん(13)と善積陽都さん(同)は「広い場所で多くの人に見られながら書くのは初めてで、緊張したけど新鮮で良かった」「書き順を間違えないように意識した。練習よりうまく書けたと思う」と満足そうに話した。