奈良クラブ試合サマリー第26節

10月23日・ロートフィールド奈良
観 衆 14202人
気 温 23・8度 晴
ピッチ 良
【戦評】
鈴鹿に先制を許したが、後半に片岡のゴールで1―1の同点とした。
【順位】
3位
【記者の目】
鈴鹿は5―4―1の守備的な布陣。奈良クラブは引いて守る相手に苦戦した。
最終ラインから丁寧にボールを回し、サイドからの攻撃を仕掛けたが、スペースがなくボールが思うように回らない。前半は守ってカウンターを狙う鈴鹿にセットプレーから先制を許した。
後半はカウンターを防ぎながら、チャンスを作り、何度かチャンスを迎えたが不運が重なり得点につながらなかった。
同点弾は都並の機転から生まれた。ゴール前から跳ね返ったボールをサイドに振らず、タテパスをゴール前に送り、ここで混戦状態となり、片岡のゴールにつながった。
サイド攻撃が効かない場合、相手を揺さぶるにはタテパスが効果的に働くことがあり、都並の判断は素晴らしいものだった。
対戦相手が奈良クラブを研究し、これまで以上に対策を練ってきている。これまでの戦い方では通用しない場合は、臨機応変に戦い方を変える柔軟さが求められているようだ。もちろん、これまでの戦い方がすべて否定されているのではない。
フリアン監督は「100%満足できないが、足りない部分は見直す」と話している。手腕に期待。