奈良クラブ試合サマリー第12節

▽第12節 奈良クラブーFC神楽しまね
(6月19日・松江市営陸上競技場)
観衆401人
気温29・3度 晴
ピッチ 不良
奈良クラブは前半17分に右CKから山本が先制。これが決勝点となった。2試連続の勝利。4位に浮上
奈良クラブ 勝ち点20
神楽しまね 勝ち点8
【記者の目】
先制(決勝)点はデザインプレー。金子昌が2度目の右CKを蹴るふりをして、右サイドにへ上がってきた寺村へバックパス。さらに中央の森田へとつなぎ、再び右サイドの金子昌にもどしてクロスボール。これを山本がヘディングシュート。相手GKが弾いたところを山本が右足で蹴り込んだ。練習の成果がでた。
シーズン前、山本は「インナーで仕事をしたい」と話しており、希望のポジションで結果を出している。
試合は最終ラインから前線まで流れるようにボールがつながり連動。危なげない試合運びだった。ピンチもなく守備は安定していた。3試合無失点が続いている。攻撃はペナルティアリア、ゴールエリアに侵入する人数が増えている。ゴールの匂いはしている。
ただ、ゴール前でのテンポが同じ。相手は守りやすい。テンポを変える(ずらす)など工夫が欲しいところ。
順位は4位に浮上し実力通り。シーズンは約三分の一を消化したばかりで、先は長い。目の前の試合に集中したい。これから迎える猛暑の戦い方もポイントとなる。オリオールフィジカルコーチに期待。