天理で「ランニングクリニック」 42.195キロ完走目指す - 12月11日の奈良マラソンに向け
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12月11日の奈良マラソンに向けた「ランニングクリニック」(同マラソン実行委員会主催)が19日、奈良県天理市田井庄町の天理大学体育学部で始まり、県内外から参加した約60人が筋肉トレーニングやランニングなどで体力づくりに取り組んだ。11月まで毎月1回、計6回開かれる。
半年間、きちんとトレーニングすればフルマラソンを完走できると想定して実施。2020年と21年が新型コロナウイルス感染予防で中止となり、3年ぶりの開催となった。
座学と実技で構成しており、今回のテーマは「マラソンに必要な身体/初めに取り組む筋力強化」。座学では、講師を務めた岩山海渡・天理大学体育学部講師が、マラソンで失速する要因やマラソンの魅力などを解説し、トレーニング量を確保することの大切さを述べた。
グラウンドでの実技では、佐藤光子・ランニング学会副会長兼大阪教育大学非常勤講師が講師となり、ストレッチなどを指導。その後、参加者はマラソンの完走時間ごとに6グループに分かれて約30分間、佐藤さんやサポートスタッフ5人とともに給水しながらランニングをした。
三女が天理大学の学生という神戸市の中学校教諭福田みちさん(56)は「新型コロナで3年間、まったく運動しなかったが、きょうは体を動かして楽しかった。奈良マラソンは初めてとなるが、チャレンジしたい」と話した。
次回の同クリニックは7月24日に同会場で開かれ、参加者を募集している。参加費1500円。詳細は同実行委員会のホームページに掲載。問い合わせは同実行委員会、電話0742(81)8752。