奈良クラブ試合サマリー第8節

▽第8節
奈良クラブー高知ユナイティドFC
奈良クラブが前半にあげた1点を守りきった。
奈良クラブ 勝ち点13
高知ユナイティドFC 勝ち点10
▽得点者
【奈】浅川隼人
【戦評】
前半32分、左サイドで相手デフェンスのクリアーボールを拾った加藤がロングボールで前線へアーリークロス。右サイドから走りこんだ浅川が頭で合わせて先制。これが決勝点になった。
【記者の目】
落ち着いた試合運びで、勝ち点3を確実に獲得した。パスミスも少なく、ピンチになる場面もほとんどなかった。
右ウンインガーに入った嫁阪が何度かチャンスを作っており、チームにフィットし始めている印象。天皇杯県予選決勝で右サイドバックに入った平松が、この日の試合でリーグ戦初先発。右サイドをドリブルで駆け上がり、局面の打開を図るなど、この2人が金子昌、田中、都並の右サイド陣に代わるオプションとして期待がふくらむ。 ボランチの森田、センターバックの寺村の若い2人が奮闘。チームの柱として成長を見せている。前へ突き進む推進力は頼もしい限りだが、背後のスペースを相手に使われて失点するケースもあり、チーム全体で背後をケアする意識が求められる。
この日は1点を守り切るために、終盤には寺村に代わりベテランのDF小谷を投入。このほか、運動量の落ちた選手を入れ替える見事なベンチワークが光った。