民を守った「林業の父」 大滝公会堂 - わがまちの近代化遺産(1) 建物編
2007年7月から2009年12月まで、奈良新聞で掲載した連載「わがまちの近代化遺産」。幕末から終戦前後までの近代化を物語る奈良県内の建造物を改めて紹介します。
焦げ茶色の柱と白いしっくい壁が堂々とした雰囲気を醸す。1927年完成の記録が残る木造建築。正面の建物は客間で、寺のような大屋根の講堂がその奥にある。
この地に生まれ、「吉野林業の父」と呼ばれる土倉庄三郎。道路建設や河川改修、教育など川上村のみならず日本の近代化に貢献、密植多間伐の林業法を確立した。庄三郎は1917年、77歳で亡くなったが、精神を受け継いで建設されたのがこの公会堂だった。
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