自宅近所で見かける数匹の野良猫と付き合っ…
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自宅近所で見かける数匹の野良猫と付き合っている。耳にV字型の切れ込みがあり、その形が桜の花びらのようだから「さくら猫」とも呼ばれる。
いわゆる「地域猫」である。猫のふんなどで苦情も出ていることから、猫好きの住民らがボランティアで、耳カットをして不妊手術を施したという。
県内の自治体でも取り組みが行われており、奈良市では野良猫を増やさないための「TNR活動」を実施している。捕獲して不妊手術を行い、元の場所に戻すというものだ。
当然ながら、地域猫は一代限りだ。強制的な手術で命をつなぐ道を絶つことに、もやもやした思いは残る。もっと別の「共生」の形はないかとも思う。
奈良公園の鹿は「奈良のシカ」という国の天然記念物。野良鹿とは言わないが野生だ。地域猫とはずいぶん境遇が違うが、人間社会が軸だから仕方ないのかも。
2月22日は「猫の日」だという。「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせ。付き合いといっても、少し懐いてきたので餌をやるぐらいだ。それを快く思わない人もいるだろうが。でも、その命はいとおしい。(北)