プロバスケットボールBリーグの新シーズ…
プロバスケットボールBリーグの新シーズンが開幕した。B2(2部)のバンビシャス奈良はホーム2試合を戦い、ともに1桁得点差で競り負けた。
初のプレーオフ進出を目指す今季も厳しい滑り出し。だが第2戦を生観戦した限り、期待はしぼまなかった。
コアなファンは勝負所などの試合運びに、まだまだ不満があっただろう。だが過去に散見された集中力が切れたような攻守はほぼなく、3点シュートの精度が相手チームほどあればと、また応援に足を運ぶ気にさせられた。
観客は市民招待もあり、初日は過去最高の2924人が、2日目も2700人超が来場。会場の演出にはしゃぐ子どもの姿も見られ、開設予定の新アリーナが最新型の施設になればと思わずにいられなかった。
心配なのは、サッカーJ3の奈良クラブだ。現在19位で下部降格もちらつき、残り7戦はJ2昇格を狙う上位クラブとの対戦が多い。
ホームでの次戦は、対戦成績が互角のFC大阪との「生駒山ダービー」。奈良にJクラブを残すため、まずできるのは競技場での応援だ。キックオフは13日午後2時。(智)