激戦が伝えられる香芝市長選はあす投票日を迎える。同じく御所市長選も告示されるが、先週は宇陀市長選があり、3週連続となるのは珍しい。

　いずれも市議選や同補選もあり、連動した形の候補もいる。香芝市は、市長に4人、市議に2人の候補なので、市長よりも市議の方が得票が多いことが予想される。

　市内を歩いてみたが、先週実施された山間地域の宇陀市と違い、新住民の多い街だけあり、選挙の雰囲気が微妙に異なって感じた。

　市役所の期日前投票所は、平日にもかかわらず、次から次へと投票に足を運ぶ人が続き、関心が高いことを示している。元職に現職、そして新人と宇陀市と似たような構図だ。

　ほぼ現職陣営に有力者が固まって、勝敗の行方も見えたものだが、香芝市は保守系事務所のどれも活気があり、同じ政治家からの「祈る当選」の為書きが並んでいた。

　まさか保険をかけているのではあるまいが、掲示物を見上げながら、国会議員や首長さんの顔を思い出した。本気でその候補者を応援しているように思えないし、人格さえも疑う出来事でもあった。(治)