テレビの2時間ドラマに「税務調査官・窓…
関連ワード:
テレビの2時間ドラマに「税務調査官・窓際太郎の事件簿」という番組があった。1998年から2020年までシリーズ34作と特番の計35作が作られた人気作品である。
主演は東映出身の名優・小林稔侍さん。お隣の和歌山県かつらぎ町出身なので親近感がある。笠田高校卒業後、高倉健さんにあこがれて上京したという。
現在82歳だが、ネットの人物紹介欄を見るとTV・映画の出演作品数は膨大で「ものすごい」のひと言である。
窓際(辺)は世田谷南税務署勤務だが、東京国税局査察部長の密命を帯びて、利権・脱税に絡む大物政治家が暗躍する地方へ「研修」名目で出張。最後は家宅捜索の令状を手に、大物政治家の在京事務所に乗り込み、悪を“退治”する―というのがお決まりのパターン。
昼あんどんのような、無能を装っているが、実は超エリートの「マルサの男」。現在の政界における、億単位の「裏金」に群がる政治家らに「ふざけるな」と啖呵(たんか)を切ってもらいたいものだ。
確定申告の季節だが、不公平感が消えない日本の現状、このままでいいのだろうか。(恵)