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「未来想像し、行動を」 智弁学園奈良カレッジ小学部「キャリア教育講演会」 ビジネスクリエイター平谷さんが講演 - 奈良県香芝市

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「子どもの頃から人を喜ばせるのが好きだった」と語る平谷さん=16日、香芝市田尻の智弁学園奈良カレッジ

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 奈良県香芝市田尻の智弁学園奈良カレッジ小学部(藤田清司理事長)で16日、小学5、6年生63人を対象に「キャリア教育講演会」が開かれた。同学園の卒業生で、商品開発支援会社「イロドリップ」(大阪市)など複数の社で代表を務めるビジネスクリエイターの平谷健悟さん(50)が講演し、自身の経験を通して「未来を想像し、行動してください」と助言した。

 

 同校では、児童らに将来について考え、志を育んでもらう目的で、2022年度から同講演会を実施。年度内に数回を予定し、平谷さんが紹介する業界人や技術者が講師を務める。今年で3年目。

 

 平谷さんは五條市出身。小学生から智弁学園中学・高校まで野球に打ち込んだ。甲子園出場の夢は果たせなかったが、資格を取ろうと専門学校で情報処理を学び、IT企業に就職。17年に「イロドリップ」を起業した。

 

 講演では、ロボット型携帯電話「ロボホン」(シャープ)など、これまで手掛けたロボットの企画や設計・開発の仕事を紹介。「子どもの頃から人を喜ばせるのが好きだった」とアイデアの原動力を明かし、現在は「大好きだった野球や釣り、海を仕事にしている」と、野球応援や釣りのグッズ、水上でサウナを楽しめるボートなど新商品のアイデアも披露。質疑応答では、ゼロから商品を生み出す大変さとやりがいを語った。

 

 5年生の藤田愛真(えま)さん(10)は「貴重なお話を聞き、ワクワクした」。6年生の杉本悠一郎さん(11)は「目標に向かって算数を頑張ろうと思った」と目を輝かせた。

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