高見 省次候補(64)=無元= 愛着ある市に恩返し - 奈良県宇陀市長選 候補者の横顔
元職、現職、新人の三つどもえとなった奈良県宇陀市長選挙は、12日の投開票に向けて各陣営が舌戦を繰り広げている。各候補の横顔を紹介する=届け出順=。
高校まではほとんど関西で過ごし、大学進学を機に東京へ。政治家を志したのは外務省の外郭団体職員だった20代頃。政策を決め、実行することに魅力を感じたのがきっかけだった。新党さきがけの職員などとして経験も積んだ。
両親のいた宇陀市に移り住んで25年。地域住民とのまちづくり活動や、市議、市長として政治活動にも尽力してきた。だからこそ、「住民への愛着」「リーダーシップ」が感じられない現市政に再挑戦することを決意。「愛着のある市に少しでも恩返しがしたい」との思いを込める。
市長を辞めてから誘われ始めたゲートボールは週1、2回ほど練習に参加。大会にも出場しているといい、「頭と体を使うスポーツで、作戦通り相手チームを打ち負かすとすごく面白い」と魅力を語る。
座右の銘は、好きな坂本龍馬の「世の人は我を何とも言わばいえ、我がなす事は我のみぞ知る」。「なかなか味のある、彼ならではの言葉だと思う」と評価する。