金剛 一智候補(67)=無現、自民・立民・公明・国民推薦= 公平公正を肝に銘じ - 奈良県宇陀市長選 候補者の横顔
元職、現職、新人の三つどもえとなった奈良県宇陀市長選挙は、12日の投開票に向けて各陣営が舌戦を繰り広げている。各候補の横顔を紹介する=届け出順=。
吉野土木事務所長や県まちづくり推進局長など県庁職員を37年勤め、退職後の2020年6月に父の出身地の宇陀市長に就任した。人口減少や高齢化など市の課題解決に向けた取り組みを進めてきたが「まだ成果として市民の皆さんにお返しできていない」と市政継続に意気込む。
公務多忙の中、健康を支えるのは宇陀産の米や野菜といい、お薦めはゴボウやホウレンソウなど。「宇陀牛やジビエ(シカ、イノシシ)の肉もおいしい」と市産品のPRも忘れない。また、自宅周辺に広がる田園風景や夜空の星の輝きの美しさが「ほっとして気分転換になる」と市の魅力を伝える。
趣味は読書。歴史小説や吉野土木所長になった頃からは経営者によるビジネス書も好む。「読んでいると、いくつもの違う人生が経験できる」と魅力を話す。
座右の銘は、京セラ創業者、稲盛和夫の「動機善なりや、私心なかりしか」。公務員時代から肝に銘じてきた公平公正を表す言葉として、心に刺さる。