奈良交通が「バス安全運転研修会」 各営業所から選抜の12人、日ごろの技術を競い合う 運行前点検など審査
奈良交通(奈良市)は22日、奈良県大和郡山市井戸野町の同社研修センターで、「バス安全運転研修会」を開いた。各営業所から選抜された運転者12人(乗合部門6人、観光部門6人)が出場し、日ごろの業務で身に付けた技術を競い合った。
研修会は、バス運転者の安全運転の意識と運転技術の向上を図るため、1952(昭和27)年から年1回実施している。出場は在職中1回限り。
法令に関する学科試験と実技審査で技術を評価。学科試験は21日に実施された。
22日の実技審査は、乗合部門と観光部門に分かれて実施。出場者は、運行前点検や基本運転(S字前後進や車庫入れなど)、街路運転で技術を競い合った。閉会式で成績発表があり、上位4人が表彰された。
奈良交通は「この研修会を通じて基本を守ることの大切さを再認識し、さらなる安全・安心の奈良交通を推進していく」としている。