新鮮野菜を近鉄特急で大阪へ 奈良県大淀町産のトマトなど 貨客混載輸送を本格運用
関連ワード:

近畿日本鉄道は、グループ会社の近鉄不動産が運営する「近鉄ふぁーむ花吉野」(奈良県大淀町)で生産した、無農薬の水耕栽培で育てた新鮮な野菜を運ぶため、近鉄特急「さくらライナー」での貨客混載輸送の本格運用を始めた。
近鉄グループ3社の連携した取り組みで、輸送するのは、同ファームの温室で栽培されたミディトマト「フルティカ」とフリルレタス。1日平均ミディトマトが約25袋とフリルレタス30袋で、箱詰めし保冷バッグに入れて輸送している。
さくらライナーでは、確保された座席でファームの職員が輸送。短時間で近鉄福神駅から大阪阿部野橋駅まで運んだのち、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店ウイング館の「ハルチカマルシェ」に並ぶ。甘みたっぷりのトマトや新鮮なフリルレタスは連日完売という。