社会

地方と都市、食と農でつなぐ 本紙連載の高松さん、曽爾の取り組み紹介

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曽爾村の食と農を説明する高松さん(右から2人目)と森さん(右)=29日、東京都千代田区の大手門タワー・ENEOSビル1階の3×3Lab Futureサロン

 地方の食や農水畜産業の担い手と都市部の消費者が相互理解し、豊かな食や社会の構築を目指す事業「めぐるめくプロジェクト」(三菱地所など4社主催)の記者発表会が29日、東京都千代田区で開かれた。

 

 初回の地域パートナーに選ばれた奈良県曽爾村から同村企画課の高松和弘さんと地域食農拠点「そにのわの台所katte」(同村今井)のコーディネーター森裕香子さんが、村の農業や同拠点の取り組みについて説明した。

 

 高松さんは本紙くらし面毎月第2水曜日付に「農村生活泣き笑い」を連載している。

 

 試食交流会も開かれ、同村のコンニャクを提供。同村長野の長野生産加工組合「びょうぶ山桜の郷」の田中稔一組合長が後継者不足や販路開拓について話し、参加者と意見交換した。

 

 高松さんは「東京の企業や全国の生産者とつながることで、さまざまな知恵をもらいたい」と話し、田中組合長は「お寄せいただいたアイデアを試作に生かしたい」と意欲を示した。

 

 この日は他に宮崎市の担当者も取り組みを説明した。三菱地所は2025年に竣(しゅん)工予定のビル「内神田一丁目計画(仮称)」(東京都千代田区)の2・3・4階に食と農の産業支援施設を開設する。

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