社会
防災は「準備が重要」 建物メンテ、避難ルート把握など 奈良で講座
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一般社団法人暮らし振興支援機構「はなきりん」は、奈良市登大路町の県文化会館多目的室で「住まいの災害対策と復旧法」をテーマにした講座を開催。二級建築士の中垣光紀さんが講師を務め、市民らがハザードマップの使い方や火災保険の活用法などを学んだ。
中垣さんは「阪神大震災での死亡原因の約8割が家屋の倒壊や家具などの転倒による圧迫死。建物のメンテナンスをしっかりしていれば防げたケースもある」と強調。普段から避難場所までの安全性の高いルートを確認しておくことで「有事の際に慌てず避難できる。災害の種類によって避難場所が違う場合もあり、事前に準備しておくことが重要」と呼び掛けた。