社会
奈良県内で火災死亡相次ぐ 高齢者多数、配線点検など声掛けを
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県内で住民が死亡する建物火災が相次いでいる。県内3消防機関に取材したところ、今月19日までの死者数は9人で、すでに昨年1年間の10人に迫る。死者のうち8人は高齢者。加齢による身体機能の低下が逃げ遅れなどにつながる傾向もあり、消防機関は「出火原因になる配線器具まわりの確認など、周囲の人からも声を掛けてもらいたい」と呼び掛けている。
3消防機関によると、県内で今月19日までに発生した建物火災は13件。うち死者が出た火災は地域別に奈良市2件、橿原市2件、広陵町2件、天川村1件。身元調査中の1人をのぞき死者はいずれも高齢者で、1人暮らしや高齢夫婦の世帯だった。