木津川市内の飲食店で、小学校区内の交通…
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木津川市内の飲食店で、小学校区内の交通、生活での危険箇所を示した大判のマップを見かけた。店の利用者が最も滞留する場所に掲示され、より多くの人の目に触れるようになっていた。
マップ上には各所の状況や危険な理由、対処法が簡明に記されているが、対象は子どもや保護者だけではない。ドライバーにも何に注意し、どう運転すべきかが呼びかけられているのだ。
校区内の危険箇所を探して地図上に記す宿題を、子どもと一緒に行った保護者もいるに違いない。だが多くは学校や家庭などの理解で完結しているのでは。
マップの実現には多数の地元企業の協力があったことも、マップを囲む企業広告から知れる。欄外表記の協賛企業総数からすると、他の校区でも同様のものが製作されていそうだ。
何かを知らせ、定着させるにはより広く、数多くが基本。このマップは多方面の関係先にも掲示されているはずで、地域住民が目にする機会が増し、効果も一層期待できる。
県外のことを同じようにできるかは分からない。ただ実効性が高い方策は、何かにつけ学ぶ意味がある。(智)